パニック障害とは?
パニック障害は、パニック発作・予期不安・広場恐怖の3つの症状があります。突然、自分は死んでしまうかもしれないと思うほどの恐怖や不安感に襲われ、動悸・めまい・血圧の上昇・呼吸困難などが現れます。そして、身体に何が起こったのかと心配になり病院へ行きますが、CTを撮るなど検査しても異常なしと言われます。しかし、何も対処をしないでそのままにして、何度もパニック発作を起こしていると、周りの人から異常がないのに、また辛そうにしているという冷たい視線や、仕事中にパニック発作が起こって横になっていると、仕事ができないというレッテルを貼られてしまうことにも繋がってきます。うつ症状も現れることもあり、精神科や心療内科に行くことになります。
パニック障害の3つの症状
パニック発作
突然の恐怖や不安感によって、動悸・めまい・血圧の上昇・呼吸困難などが現れます。
予期不安
パニック発作を繰り返すことで、また発作を起こすのではないかと心配することを予期不安といいます。パニック発作は時間が経てば治まってきますが、しばらくするとまた繰り返します。すると、パニック発作を起こしていない時でも、また同じ発作が起きるのではないのかという不安がつきまとうようになります。
広場恐怖
いつ起きるかわからない発作に備えて、助けを求められない状況や、以前に発作を起こした場所などを避けようとすることを広場恐怖といいます。外出ができなくなることもあり、社会生活に支障をきたします。
パニック障害の原因
パニック障害のメカニズムや原因はまだ解明されていません。人が危険な場面に遭遇したときに働く交感神経が過剰に活動すると、パニック障害の症状が現れると考えられています。交感神経が過剰に活動してしまうと、人は強い不安を感じます。強い不安が交感神経の過剰な活動を引き起こし、交感神経の過剰な活動が、さらに強い不安を引き起こしてしまいます。この悪循環が、パニック障害による発作のメカニズムです。パニック発作の引き金になるものとしましては、過労・睡眠不足・ストレス・風邪などがあると言われています。
病院での治療は?
パニック障害の治療は、薬物療法や認知行動療法や森田療法などがあります。
薬物療法では、選択的セロトニン再取込み阻害薬(SSRI)や抗不安薬が用いられます。薬物療法を中止しても症状が現れずに、日常生活を送れるようにすることが目標です。
認知行動療法は、予期不安をなくす為に避けている場所や状況を、避けずに大丈夫だという感覚を身につけます。ものの見方や思考の仕方でストレスを軽くしていき、避けていた場所や状況に身を置くようにして、発作を起こすことなく行動できる範囲を少しずつ広げていきます。
森田療法の治療対象として、パニック障害や強迫性障害等の神経症で悩んでいる人の傾向をこのようにまとめています。
- 神経質な性格の人
- 内向的、心配性、完全主義、理想主義、負けず嫌い等の特徴の性格の人
生へ強い欲があるから不安感が強くなって心悸亢進が起こり、そのことでさらに不安を感じて悪循環になっていると考えられていて、不安や恐怖の感情を無理に排除しようとしないで、建設的に生きることを行動して、自分らしい生き方を実現することが目標になります。不安や葛藤をあるがままに受け入れることが特徴で、自然体の自分を身につけることが大事になっていきます。
治療や薬を処方されてもなかなか改善しない人は脳幹について考えよう!
精神科や心療内科に行くと薬を処方されます。そこで治療や薬を処方されても、なかなか症状が改善しない場合に、次のような疑問を抱いてしまいます。
- 薬を飲んでいる時だけ症状が改善されて、なぜ飲まなくなるとまた前の状態に戻ってしまうのか?
- 薬は根本的な治療ではなく、対症療法ではないのか?
現在の治療で症状が改善していないのに、担当医の先生が言っていることを鵜吞みにして、なぜこのような症状が現れているのかということに対して自分で考えることをやめるべきではありません。
処方される薬はSSRIです。セロトニンの分泌が関わっていることから脳幹について考えると本当の原因に近づきます。
セロトニンとは?脳幹の働きとは?
パニック障害の明確なメカニズムや原因は解明されていませんが、セロトニンなどの神経伝達物質の乱れが関係していると考えられています。セロトニンは幸せホルモンとも呼ばれていて、ドーパミンやノルアドレナリンの働きを抑制して精神を安定させる役割があります。必須アミノ酸トリプトファンから生合成される脳内の神経伝達物質のひとつです。セロトニンの神経核は脳幹部にある縫線核群にあります。ここにセロトニンの細胞体が存在し、各部位へニューロンを伸ばしています。
セロトニンの分泌が乱れているということは、脳幹の機能が乱れています。脳幹の機能を乱す原因は何なのかを考えて、その部位を治療するとパニック障害の症状が改善します!
脳幹に影響を与える部位は首にある。しかし、首に対していろいろしても症状が改善しなくて悩んでいる!
パニック障害は精神の問題が原因ではありません。原因ではありませんがストレスが引き金になってパニック発作が起きます。神経のしくみと働きを考えると、本当の原因は首にあります。首は脳幹に影響を与える重要な部位です。しかし、首に原因があることが分かっても、首に対して何の治療をしていいのかわからない人が多いです。首に対して、セルフケア・ストレッチ・マッサージをしても症状は改善しません。
首や肩の「こり」の部分に、直接アプローチしても症状が改善しません。「こり」の部分に何かをする治療院が多いが、「こり」が神経や血管を圧迫している訳ではありません。
まとめ
パニック障害は、パニック発作・予期不安・広場恐怖の3つの症状があります。突然恐怖や不安感に襲われ、動悸・めまい・血圧の上昇・呼吸困難などが現れます。パニック障害の明確なメカニズムや原因は解明されていませんが、セロトニンなどの神経伝達物質の乱れが関係していると考えられています。セロトニンの分泌が乱れているということは、脳幹の機能が乱れています。脳幹に影響を与える部位は首にあります。神経のしくみと働きを考えると、首は重要な部位です。
パニック障害の本当の原因の首についてのより詳しい話や、パニック障害が改善する首への治療の情報を知りたい方は、スマイルお悩み相談室へご相談ください。相談料金はいただきません。お電話お待ちしております。