コラム

不眠症はメラトニンとオレキシンの分泌が関係している!?

十分に睡眠がとれないと日中の生活に支障をきたす!

夜間の睡眠が十分にとれずに、日中の生活に支障をきたしている人はいませんか?不眠症の人は日中に疲労を感じて、仕事や学校等で集中力・記憶力・学力の低下の悩みも出てきます。一般的に生活習慣の乱れ、ストレス、アルコール、環境の変化等が原因だと言われています。確かに心理的なストレスや不安感があってそのことばかりを考えていると寝付きが悪くなったり、夜中によく目が覚めたり、怖い夢を見たりした経験が不眠症の人はあるのではないでしょうか。

病院で診てもらうと薬を処方される人もいると思いますが、対処法としましてはこのようなことに気を付けましょう。

  • 規則正しい生活を心がけること
  • カフェインや辛い物等の刺激があるものを控える
  • ストレスから離れてリラックスする

あと光の刺激についてですが、脳の松果体から分泌されるメラトニンは、日中に分泌が低下して夜間に分泌が増加します。しかし、夜間に光を浴びるとメラトニンの分泌が抑制されますので睡眠に影響します。深夜営業しているコンビニの光や寝る前のスマートフォンの使用等の光の刺激に気を付けて生活することも重要です。

生活の中での行動も大事ですが、やはり脳幹の働きに焦点を当てて考えるべきだと私は考えています。覚醒状態を維持するオレキシンは、視床下部の周りの神経細胞で産生されます。メラトニンやオレキシンの関係を考えますと、刺激やストレスによって脳幹に影響しているのか?それとも何かの原因があって脳幹が影響を受けているから刺激やストレスに対応できなくなっているのか?ということがずっと気になっていました。

光の刺激を例に考えますと、夜間に強い光を浴びても睡眠に問題のない人、そして夜間に強い光を浴びると睡眠に影響がある人がいたとします。同じ強さの光でも影響のない人と影響のある人がいるのはなぜなのでしょうか。それは影響のない人は脳幹の働きがその場に応じて適切に機能して、メラトニンやオレキシンの分泌の調節がうまくコントロールできているのではないでしょうか。そう考えますと一般的に言われている生活の中の行動よりも脳幹の働きが適切に機能するように、まずは本当の原因のところへの治療をすることが最優先になってきます。

まとめ

不眠症で悩んでいる人は生活の中での気を付けることも大事ですが、脳の構造や役割を知ることで本当の原因を追究しましょう。そして快適な睡眠がとれるようにその原因を解消していきましょう。

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