コラム

頚性神経筋症候群はある箇所の神経圧迫が原因!

頚性神経筋症候群とは?

パソコンを長時間使用している人や、スマートフォンで一日中ゲームやメールやSNSをしている人が、頚性神経筋症候群になりやすい傾向にあります。集中して作業をしていると肩がこります。そして、首もこります。首こりが原因で自律神経のバランスが乱れて様々な症状が現れます(副交感神経の不調)。

頚性神経筋症候群は、頭痛・めまい・パニック障害・更年期障害・慢性疲労症候群・多汗症・過敏性腸症候群・自律神経失調症・動悸・血圧が不安定になる等、複数の症状があります。その他に精神症状は、抑うつ・イライラ・不安感・思考力の低下・睡眠障害等が現れます。

どこへ治療に行けばいいのか迷ってしまう!

1つ1つの症状で判断すると、どこの病院や、どこの診療科に行けばいいのか分からなくなってしまいます。

  • 頭痛は脳神経内科
  • めまいは耳鼻科
  • 首の痛みは整形外科
  • 動悸や血圧は内科や循環器内科
  • 多汗症は皮膚科
  • 精神症状は精神科や心療内科やメンタルクリニック   など

しかし、いろいろと診てもらっても異常なしと言われたり、CTやMRIやレントゲンを撮って検査しても異常なしと言われたりします。そして、心療内科等に行くことを勧められ、薬を処方されたとしても改善しない人が多いです。

一般的に言われている気をつけること

一般的に言われている首こりにならないように気をつけること

  • ストレスの環境から離れる
  • 同じ姿勢を長時間しないようにする。(こまめに休憩をとって首の体操をする。)
  • お風呂で体を温める。
  • 適度な運動をする
  • 栄養バランスの摂れた食事をする。

※辛い症状が現れている場合は、これらのことだけをしても治療とは言えません。

症状の原因が首こりや肩こりなら「こり」のメカニズムを知ることが大事!

筋肉の疲れと血行不良が「こり」の原因と一般的に言われています。肩の筋肉に負担をかけると、筋肉が硬くこわばって血管を圧迫し、血行がわるくなってしまいます。すると、乳酸などの疲労物質が蓄積して、これが神経を刺激して、こわばりやだるさ、重さといった肩こり特有の症状を引き起こすと考えられています。肩こりが慢性化すると、痛みの症状にまで発展し、それがさらに筋肉の緊張を助長して血行がわるくなるという悪循環に陥ってしまいます。

しかし、当相談室は「こり」が神経や血管を圧迫して症状が現れているとは考えていません。なぜなら、症状に悩んでいる人が「こり」をほぐす治療を長期間しても症状が改善していない現実を目の当たりにしたからです。本当の原因を追究するためには、脳と神経の仕組みについて知らなければなりません。

症状の本当の原因は首のこりの部分にある?

首は健康において非常に重要な部位です。首に「こり」があって違和感や痛みがあると、様々な症状が現れて日常生活にも支障をきたします。いろいろな治療方法を試したり薬を飲んだりしても、なかなか症状が改善しない人は、考えないといけないことがあります。それは、本当の原因のところを目的にした治療でないと効果を感じることができないということです。単純に首と肩の「こり」の場所が原因として、そこにアプローチの治療をしていても、一時的に楽になるような感覚はありますが、症状がなかなか改善していきません。本当の原因は「こり」の部分ではありません。

首こりの本当の原因を追究しよう!!

  1. 頚性神経筋症候群の症状
            ↓ 原因は?
  2.  首や肩のこり
       ↓ 原因は?
  3.         ?

※②の場所への治療で症状が改善しないということは、②の原因となる③の場所へアプローチする治療をすれば、②の「こり」も解消していくと同時に①の頚性神経筋症候群の症状も改善していきます!

②の治療の範囲内である頭半棘筋・頭板状筋・僧帽筋・肩甲挙筋・斜角筋・胸鎖乳突筋にアプローチする治療をするのか、それとも③のところへアプローチする治療をするのかということです。

自律神経のバランスが乱れる原因の場所は?

自律神経は、ほぼすべての器官を支配しています。自律神経は、交感神経と副交感神経の2つあります。脳幹の中で第三脳室を囲む脳部位の間脳にある視床下部が自律神経系の中枢です。

交感神経は,視床下部から始まり延髄を通って胸髄までいって、そこから末梢へと神経を出しています。副交感神経は,脳幹および仙髄から始まって末梢へと神経を出しています。このうち延髄から出ている迷走神経は脳内から気管支・肺・心臓・胃や腸に分布しています。無意識に血圧、脈拍、消化吸収、代謝、体温などが調節され生命は維持しています。視床下部は体温の調節などを行っている他に、内分泌系の中枢として甲状腺,副腎などの各種ホルモン分泌のコントロールをしています。

神経の圧迫の場所は「こり」のある場所ではなく、あの箇所!

脳幹から末梢に神経が分布しています。その途中のどこかで神経が圧迫されているから、頚性神経筋症候群のさまざまな症状が現れています。そして神経の圧迫の場所は首や肩の「こり」の部分が神経や血管を圧迫しているのではありません。しかし、ある場所で神経が圧迫されると、首や肩の「こり」の部分の痛みやしびれや麻痺感が現れるから一般的にそういった認識になっています。

頭蓋骨・鎖骨・肋骨・大脳・脳幹・小脳・脊髄・脳脊髄液・硬膜・脊椎・椎間板・頭半棘筋・頭板状筋・僧帽筋・肩甲挙筋・斜角筋・胸鎖乳突筋・皮膚等の中で、本当の原因はどこなのかを考えなければいけません!神経の圧迫されている箇所はこの中にあります。

まとめ

頚性神経筋症候群を疑い治療をしていても、なかなか改善しない人は何をすべきかを考えてほしいです。首や肩の「こり」があるからといって、「こり」の部分への治療で効果を感じることができなかった場合、人間の脳と神経の仕組みを考えて、本当の原因である神経圧迫の箇所に気付いて、効果を感じることのできる治療に出会ってほしいです。

頭蓋骨・鎖骨・肋骨・大脳・脳幹・小脳・脊髄・脳脊髄液・硬膜・脊椎・椎間板・頭半棘筋・頭板状筋・僧帽筋・肩甲挙筋・斜角筋・胸鎖乳突筋・皮膚等の中で本当の原因はどこなのかを考えなければいけません!神経の圧迫されている場所はこの中にあります。

現在も辛い症状で、どこに治療に行けばいいのかと藁にもすがる思いで、いろいろ探されている人が、正しい治療によって大事な神経システムを改善して、健康な時の生活を一日も早く取り戻していただきたいです。

頚性神経筋症候群の本当の神経が圧迫する箇所についてのより詳しい話や、頚性神経筋症候群が改善する首への正しい治療の情報を知りたい方は、スマイルお悩み相談室にご相談ください。相談料金はいただきません。お電話お待ちしております。

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