周りの人に怠けていると誤解される!
起立性調節障害は自律神経の働きが乱れて以下の症状が現れます。
- 頭痛
- めまい
- 立ちくらみ
- 動悸
- 倦怠感
- 朝になかなか起きることができない
- 昼から元気になる
- 夜なかなか寝付けない
起立性調節障害になりやすい人の特徴は、季節の変わり目や雨の日に体調が優れないことが多く、他には人間関係や勉強の悩みや家庭の事情等の精神的なストレスが影響していると一般的に言われています。対処法は、
- 適度な運動
- 生活リズムの改善
- 水分の摂取
- 塩分の摂取
- ストレスを溜めやすい環境を変える
そして、本人しか症状の辛さが分かりませんので、周りの人に「怠けている」や「サボっている」というような誤解をされることもあります。気持ちの持ちようの問題と考えて、「やる気を出せ」等のような言葉で怒鳴るといった間違った対応をしないように、周りの人にきちんと説明して本人以外の方々に起立性調節障害や自律神経についての理解をしてもらうことが大事です。
あと、病院での対処法は、血管を収縮して血圧を上げる薬を処方されます。
よくある話としまして、学生時代の朝礼等の生徒が集まって立ったままで先生の話を聞いている時に、気分が悪くなる生徒がいたのを見たことがある人もいるのではないでしょうか。脚の血管が収縮して血圧を上げて上半身に血液が流れます。立つ姿勢の時に、自律神経のバランスが乱れると下半身の血管が十分に収縮しない為に上半身への血液供給が減少してしまいます。
まとめ
血管の収縮と拡張をコントロールしているのは自律神経です。そしてその自律神経の中枢は脳幹の視床下部です。ある原因でそのコントロールが乱れているので辛い症状が現れてきます。上記に一般的に言われている対処法をいくつか書きましたが、予防としては良いですが治療とは言えません。あと、病院での対処法の薬の処方も飲んでいる時だけ調子が良いというのも根本原因への治療とは言えません。きちんと自律神経のバランスの乱れの原因を治療して健康な日々を過ごしていきましょう。